症状の改善には本人が自覚していないところがヒントになる

月に1回のメンテナンスでここ最近はずっと調子よかった方。

先日「腰がどうにも辛くて予約日を前倒しにしてほしい」と。

何かしたかと思い返しても、廊下のモップがけやワックスがけくらいなものらしい。
それからというもの立っているのが辛くて、すぐ座ってしまうほど。

私としては今まで順調だったので突然筋肉の問題になるとは考えにくい。
実際に触れてみても今までとは違う皮膚の質感。
これを文章で表現できたらいいのだが。

肋骨の弾力性も少なくなっているので「これはもしや内臓系?」
その時点で訊いてみるが思い当たるフシがなさそう。

大腿から大胸筋のラインにも変なテンションがかかっている。
そこでもう一度訊いてみると今度は「モップがけのもう少し前の話ですが…」と。

別の疾患で病院から強い痛み止めを出されて飲み始めてからというのも便秘が続く。
あまりにも続くのでまた病院に行くと今度は下剤を出される。

ご存知の通り腸の真裏には腰がある

腸の調子がわるいということはカラダの反応とすればなるだけ動かしたくないはず。
でも日常の生活は待ってくれない。

それを何とかこなすため腰や背中の筋肉に余計な緊張をさせ内臓だけは絶対に守る。
ただ、筋肉にも限界はあるので「これ以上無理!」となると仕事をボイコットする。

こうして内臓系からくる腰痛が生まれる。

施術者はある程度予測を立ててアプローチする箇所を考える。
その予測が外れると本当の原因は遠くからあざ笑うように観ている。

症状の改善には本人として何でもないと思っていることがヒントになる場合が多い。

答えやすくするためには私の質問の仕方も考えないとね。

ABOUT ME

| 開業16年目の整体師

健康や姿勢のホントのところを伝授します | ひだまり整体院 院長 |【経歴】東京で長年の腰痛を克服し地元の米沢市で開業 ●山形県で唯一の姿勢分析師 ●妻子とネコの4人暮らし

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