薬で症状を緩和できる部分と手技療法でしか改善できないこと

以前書いた『魔窟』の方の続報です。

近隣の病院の検査では異常なしとの診断でしたが、本人の辛さは何一つ変わらないので紹介状を書いてもらい300km以上遠く離れた病院へ。

週に1回しか診察をしないお忙しい先生のようで、実に3ヶ月も待っての訪問です

検査後の診断名はなんと『中毒』

ようやく原因不明の辛さが中毒症状として診断されたので職場にも理解してもらえそうです。

ただ、アレルギー体質なので薬の選択によっては逆に調子を崩してしまいます。
そこも詳しく話して合いそうな薬を選んでもらいました。

そうして米沢に帰ってきたものの市内の薬局では在庫を置いていないとのことでした。
滅多に出ない薬なんですね。
結局自宅まで宅配便で送ってもらったそうです。

無事届き、服用した約2時間後

呼吸が一気に楽になって「これは効いたぞー」と喜んだそうです。
症状が出たのが夏ですから半年ぶりに普通の呼吸ができました。
病院での再検査も来院前と比べ呼気は2割増しまでなったそうです。

しかし、呼吸が楽になった陰で背中の痛みが出てきました。
「何ででしょうね?」

どうみても筋肉は関係なさそうなので呼吸に関係するところをチェックしていきます。
普段ほとんどすることのない呼吸療法を使って。

すると右肺の上葉部を覆っている肋骨が呼吸運動に参加していません。

中から膨張してきている肺に対し、肋骨という籠がそれを拒んでいる感じです。
施術はそこのロックを外すことに集中します。
とはいっても拒むには相応の理由があるわけで先にその言い分をなだめていきます。

そして肋骨が均一に綺麗な楕円になるようにして頭蓋の呼吸リズムも整えてもう一度チェックします。

「これでもう一回深呼吸してみましょう」
「あっ 吸っても背中の痛みないです」

先ほどの肋骨がようやく肺の膨張と連動してくれました。
これで微かに見えていたのに遠かったゴールが近づいてきましたね。

患者さんにとっても私にとっても嬉しい報告でした。

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