起床時からの頭痛を自作の枕で改善した方

東京にいる頃からの悩み種です。

当時、長年の首・肩こりからくる頭痛で悩んでいる方を担当していました。

朝起きた時から頭痛が始まる日もあるようでした。
始めのうちは他の方と同じような施術をして少しずつ症状も改善されていきました。

毎回の施術の度に姿勢指導も行い、それもマスターしていきました。
見た目の姿勢も良くなって本人も「毎日楽です」と満足の様子でした。

そこまで改善したので安心して来院間隔も少しずつ空けていきました。
ところがです、間隔を空け始めてからまた頭痛が復活してしまいました。

姿勢は一度マスターしていますので、そうは崩れていません。
首・肩のこりは以前程ではないですが、少し固くなりつつあります。

この時点で以前と同じ施術をしてもダメだと思い、もう一度カルテを読み返しました。
すると最初の方に『起床時からの頭痛がある』と僕の字で書いています。

もしかしたら枕が合ってない?

「今頃気付いたかい」と自分にツッコミを入れて原因の枕説を考え始めました。
といっても仮説なので原因は枕じゃないかも知れません。

でも、可能性がある限り枕を替えてみる価値はあると思いました。

その方は頸椎のカーブが減少していて整形外科では「ストレートネック」と言われたそうです。

なので「市販の枕はなかなか合わないだろう」と思いバスタオルで簡易的に作ってみました。

人間が枕に合わせるのではなく、枕を人間に合わせなきゃ、との思いで。
その枕に頭を乗せてもらうと「あー楽~ 呼吸も楽だわ~」との事。

詳しく話を聞いてみると今までは低反発の首・肩のこりに効く枕を使っていたそうです。

低反発が良いのか悪いのかは分かりませんが…。
その後は月1回のメンテナンスでも頭痛はありませんでした。

結果的にその方の症状は改善されましたが、もしかしたら僕の技術不足もあったのでは・・・と今さら思い返しています。

今でも枕について研究中です。
当院で今お伝えしている枕の目安も徐々に変わるかも知れません。

人間は一日の1/3を睡眠として過ごす訳なので大事ですね枕。

ABOUT ME

| 開業16年目の整体師

健康や姿勢のホントのところを伝授します | ひだまり整体院 院長 |【経歴】東京で長年の腰痛を克服し地元の米沢市で開業 ●山形県で唯一の姿勢分析師 ●妻子とネコの4人暮らし

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