ヒトのカラダは上から頭部→胸部→腹部という順に下りてきます。
その中の腹部ですが更に細かく分類すると上腹部と下腹部に分けられます。
そこに境界線が引かれている方は腰痛になりにくいのです。
カラダの境界線は歯車
カラダの一つひとつのパーツを丸いボールに喩えます。
私がこのようにスーパーボールを2つ挟んで持っています。
もし、集中力が切れてしまい挟んでいる力のベクトルがズレたら落ちてしまいます。
そのときのボールの回転方向は逆回転ですよね。
腰を曲げたり反ったりするときも、上腹部と下腹部が逆回転になることで滑らかな歯車のように腰が動きます。
少ない歯車の数で大きな動力を得るには負担が多大に掛かりますが、小さい歯車を多数組み合わされることで驚くほど大きな物を動かせるんですよ。
施術としては胃と大腸の横行結腸の境に指を滑り込ませます。
目的は膜の支点の解除です。
そこの引きつれがなくなるだけで腰が楽に動けるんですよ。
当院ではぎっくり腰の方がいらしても、ほとんど腰を触れずに改善に導きます。
代わりにお腹を施術するのですが、目的は働きすぎの腰の仕事量を減らすためです。