先日ご家族からのご紹介でいらした方から言われてしまった。
「娘からいろいろと聞いていたが、話すことの大半が一般的な常識から外れているので何か怪しげな宗教に入ったんじゃないかと心配だった」と。
捉え方によってはそう聞こえるかも。
まあ自分でも外れていると思っていながら話してますけどね。
例えば一般的には「施術後は長風呂は避けましょう」だが、私は「長風呂いいですよー」と答える。
「仕事中ついつい脚を組んでしまうのはダメですよね?」に対し「いいんじゃないですか、そんなんで人間のカラダ歪みませんよ」と答える。
今までの常識で症状が良くなっているのならまだしも改善されていないのであれば、その常識を疑ってみてもいいんじゃないかと。
上記の娘さんは職場の方からのご紹介で長年の頭痛持ち。
頭痛の度に薬のお世話に。
その母親も当然のことながら常に薬で対処。
でも娘さんは「このままではいけない」と考えるようになって職場の人から話を聞いたらしい。
施術を受けた日に家に帰ったら家族から「顔色が良くなったんじゃない」と言われたと。
先日は3回目の施術で2回目からの2週間で頭痛が全くなく、ここ4週間頭痛薬を飲んでいないとのこと。
その変化に県内の有名病院のほとんどに行っている母親が整体のことを気にし始めたらしい。
初回では西洋医学を信じきっている方にどう話すべきか迷ったが変化球なしでストレートに話してみる。
2回目来院時、それまでずっと飲んでいた痛み止めを一度も飲むことがなかったと。
正確には症状が起きたらすぐ飲もうと思ったが症状が起きなかったかららしい。
施術後からひと通りの変化を観察してみてようやく私の言っていたことが理解できたと。
今までかたくなに信じていたことを他人からガタガタッと壊されることって恐怖。
じゃあ、これから一体何を信じればいいの?
答えは誰よりも自分のカラダが一番知っているのでそれに従うのがベスト。
その選択肢は一つではないので、分からない場合は施術者側はヒントを出すまで。
「こうすべき!」という強制ではなく「こういう考え方(やり方)もありますよ」という提案に留めて。
そうはいっても残念ながら痛いところに湿布を貼り続けるという考え方が変わらない方も・・・。
これはこれで仕方がない、世の中いろいろな考え方がある。
ただ、他人がイジワルでそこを辛くさせているわけではない。
自分のカラダが反応してできたものなので腫れ物のように扱わず、まずは向き合ってほしいな。
そこからがスタートラインで、後はこれだけたくさんの施術院があるわけなので気の合うところを選んでもらえれば幸せだと思う。
それには営んでいる側が「どういう考え方なのか」という情報をどんどん公開しないとね。