この本は手に取る前に私みたく「嫌われても平気」と思っている人が読んでもいいのか?と、ためらった。
『嫌われる勇気』
以前にも書いたが私は匿名でのやり取りが好きではない。
お互い素性が分かるHNのやり取りなら構わないが。
匿名で投稿する人は何かしら後ろめたい事情があるのか、それとも実名がバレたら他者から嫌われるのを恐れているのか?
実名を出して正面からぶつかって意見を言うのが大事ではないかと思っている。
本書は上記のような私が思っている内容ではなく違う視点から本質に切り込んでいる。
共感を得るのもあった。以下は本書の一部より。
もしも子どもが「勉強しない」という選択をしたとき、その決断によってもたらされる結末―たとえば授業についていけなくなる、希望の学校に入れなくなるなど―を最終的に引き受けなければならないのは、親ではありません。
間違いなく子どもです。すなわち勉強とは、子どもの課題なのです。
対人トラブルにおける理由は「他者の課題に土足で踏み込むこと」ということの一例ですね。
ある国に「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を呑ませることはできない」ということわざがあるらしい。
私の整体に対する考え方と似ている。