当院では様々な部活動をしている中高生の施術を通して勉強させていただいています。
中でも練習した結果がそのまま出る個人種目の陸上競技は面白いですな。
その陸上競技は月曜日で高校の東北大会が終わりました。
中学校に陸上部がなく高校から本格的に始めた彼は色々研究する理論派。
一年生の時は当然ながらフォームが完全に出来上がっていなかった状態なので大きな筋肉に頼りすぎて腰痛を引き起こしていました。
それでも好タイムを出せていたので潜在能力は高いわけです。
使えていない部分を刺激し目覚めさせていくと飲み込みが早い。
二年生ではだいぶ筋肉がついてきたもののタイムの浮き沈みが激しい。
それでも大会前に照準を合わせるのが上手いので東北大会出場までに。
そして三年生の今年。県大会では花形種目で二冠を獲得。
大会後に「レース前は何かげん担ぎみたいな事してるの?」と訊いてみます。
「走る前は必ずあくびをします」
さすがに大舞台に何度立っても緊張するようで彼なりに考えた結果、あくびをする事で適度な緊張感で臨んでいるですね。
これが練習の成果を存分に発揮出来るコツかー。
東北大会でも輝かしい成績を収め二種目でインターハイ出場を決めました。
もう一人は野生的な骨格を持つ女子
中学生の時に来た時は親が「うちの娘、背中が丸いんです」と気にされていましたが私から見れば逆に理想的な骨格。
おそらく一般的には猫背と言われるんでしょうね。
普通の整体なら「胸を張るように!」と言われるだろうレベル。
こんな理想的なカラダに生んでくれた両親に感謝しなきゃね。
今年、高校に進学してもその骨格は維持していて良かった。
部活動をしている中高生を施術するにあたって常に心掛けている事は技術的なアドバイスをしない事。
餅は餅屋ですからね。決して顧問の先生が考える指導方針の邪魔をしてはいけない。
アドバイスをするとしたら腕振りが楽になったり脚の運びがスムーズになれるようにね。
特に彼女は感覚派なので理論的に説明するより体感してもらった方が早い。
そして今回の東北大会。
一年生ながら好成績でインターハイ出場決めましたね。良かった良かった。
来週は国体予選会もあり疲れがたまりそうかな。
大会当日は日本列島を縦断しそうな台風4号が避けてくれますように。