昨日、患者さんと話題になった「体調が悪い時に食事を摂るか?」という事。
病院に行けば「お腹空いていなくても体力をつける為に食べなきゃダメだよ」と言われると思います。
帰りには「それじゃ今日は食欲が増す薬を出しておくからね」という流れになるのではないでしょうか。
ここで一つの疑問。
人間はいつからそんなレベルの不調で薬に頼らなきゃいけないくらいやわになったのか?
※別に私は薬を全否定しているわけではありません。
多少の胃の不調なら放っとけば数時間後には良くなっているはず。
ただ、そこで無理に食べ物を胃に放り込めば回復は遅れると思います。
消化・吸収は相当体力を奪われますからね。
お腹が空かない→胃の言い分は、まだ入れて欲しくないんです。
それが筋肉の疲労でも。
簡単に言えば、血液が傷んでいる筋肉へ栄養を運んで修復を行います。
そんな時に「早く回復したいから」といって食事をたくさん摂ると、血液は消化・吸収の為に胃腸へ集中的に血液を集めます。
生きる為には「筋肉に血液が行っている場合ではない!」という事。
当然、筋肉の回復は後回し。
食後に手足が動きづらいのはそういう理由から。
カラダが今、何を望んでいるのかいつも気にしたいですね。