
梅雨の真っ只中ですが、晴れたら外に出てみましょう。
きっとその恩恵を受けられますよ。
イギリスのノッティンガム・トレント大学で行われた研究。
若者の認知機能には、屋外での身体活動の方が屋内での身体活動よりも有益である
45人の子ども(11~13歳)を集め、体育の時間に屋内外で30分間バスケットボールで運動します。
その運動の前後、そして45分後に一連(注意力・記憶力・情報処理スピード)の認知テストを行いました。その結果は…。
・記憶課題での反応速度が最大100ミリ秒以上短縮
・注意を要する課題での正答率が上昇し、その効果は45分後も継続
・情報処理速度の改善も顕著
これが屋外での運動後のみに見られた素晴らしい変化です。
鍵はやはり“外”でしょう。
同じ運動する時間があったなら屋外で行うのが理想。
それが筋肉だけではなく脳の活性化にも繋がるんですから。
小学生なら始業前と中間休みの2回、屋外での運動のチャンスがあればいいですね。
生徒が勉強に集中してくれれば担任も計画的に授業を進められるでしょう。
熱中症を気にしすぎてエアコンの効いた教室に生徒を閉じ込めることが最善ではありませんよ。
赤道直下の国々は当然ながら日本より気温が高いです。
同じヒトなのに何故熱中症にならないのでしょう?
そこから考えませんとね。
厚生労働省が重い腰を上げる
先月1日から事業者に対して職場での熱中症対策が義務化されました。
職場における熱中症対策の強化について
上記のような流れです。
それで意識が回復したら未開封のペットボトルを与えます。
それを自力で開けられたら、とりあえず様子見。
開けられなかったら救急車要請を考えるのです。
服を脱がせ全身に水をかけるのは個人的に賛成。
スクール☆ウォーズの“魔法のやかん”と同じように。
ぶっ倒れたら、悠長に腋の下や鼠径部を冷やしている暇なんかないんですよ。
こういうのを学校の現場でも学べたらいいのにね。
カラダのどこが熱くなったら倒れるのでしょう?
内臓ですか、筋肉ですか?