4月から定期的に施術しているMさん。
1年以上前から続く左腰痛が主訴でした。
初回時でほぼ改善するポイントは見抜けていました。
立位は、つま先体重・反り腰・胸張りという完全に交感神経優位。
脳はどんなに「辛い状態から抜け出したい!」と思っていても、これでは厳しいね。
そこに左腰痛ですから副交感神経の症状も考えなければいけません。
訊くとMさんも薄々内臓不調のことも考えていたそうで、姿勢と食事を同時に改善していきます。
3回目の時点で立位のツッコミどころはほぼ無くなりました。
超優秀ですね~
食事内容を変えるのはストレス
食事は伝えてみたものの私の過去の経験からすんなりと変えてくれる方は少数なので長丁場になるかと思っていました。
なんてったって食事はライフラインの一つですから、変えるって大きなストレスになるわけです。
ところが姿勢だけでなく食事も超優秀で先月の時点で12kgも痩せたとのこと。
あっぱれですね~
既にカラダが今何を欲しているか分かるというレベルまで到達しました。
私はその領域まで1年以上かかっていますからね…。
健康番組の増加でテレビをつけていれば勝手に情報が入ってくる時代です。
「○○が血圧上昇を防げる」 「○○を食べるとコレステロールを下げる効果がある」などなど。
これを“脳で食べる食事”と呼びます。
でも、私が目指したいのは胃で食べる食事。
カラダが「今、欠けている栄養素は何かな? ん~ これだね!」と教えてくれるように。
当然ながら代謝できないものは蓄えます。
これがお金に換金できるといいんですけど(笑)。
カラダ的には余っているのに更に食べれば・・・もう想像できますよね。
食事が健康の押しつけになっていませんか?
有名な医者が言ってたから正しいはず。
内臓に対して「○○を食べてやったぞ、感謝して働けよ」では可哀想です。
内臓にも言い分があります。
その声を拾って食べる食事のほうが有名な医者より正しいのです。
自分のカラダなのに他人の指図で生きますか?
新潟県の三条市はその点、素晴らしいね。
4年前に「給食の牛乳廃止」に踏み切りました。
成長期の子どもには何が本当に必要か?を本気で考えたのでしょう。
ただ、4年も前に勇気ある一歩を踏み出したのに続く自治体は皆無…。
これが現実なんですよ。
まだまだ栄養素の数字だけを見て健康を押しつけています。