部活やジムで一度は言われたことあるでしょう。
「スクワットで爪先より前に膝を出してはいけない」と。
そんな半世紀以上前の話なんて無視しちゃいましょう(笑)。
日常生活やスポーツに活かせられないトレーニングなんて無意味。
椅子から立ち上がるとき、階段を上るとき、野球のキャッチャー、いずれも膝を爪先より前に出さないと無理ですよね。
スクワットの話は半世紀以上前のパラシュート部隊まで遡ります。
何度も高いところから着地するたび膝周辺にダメージが広がります。
そうすると着地の衝撃に負けないようスクワットで鍛えます。
ところが兵隊たちは既に膝周辺にダメージを負っているわけです。
そんな人たちがスクワットしたら更に傷を広げるだけ。
そこから「スクワットが膝に良くない」となった経緯です。
でも、ちゃんとそれを見抜いた研究者はいました。
「膝を曲げる角度の問題でしょ」と。
30°、60°、90°、いろいろ試しました。
すると「90°以上曲げると靭帯や関節に負担が増すぞ」と発表。
そこから「爪先より前に膝を出すな!」が定着。
もちろん、この説は後の研究によって覆されています。
「確かに膝への負担は軽減するかもしれないが、逆に腰背部への負担が増している」と。
制限されたスクワットと制限されていないスクワット中の体幹と下肢の運動学
未だにそういう古い指導を受けている話を中高生から聞きます。
学校の教員に最新のスポーツ医学を求めちゃいけないよ。
本職は教育ですからね。
やはり部活動の地域移行は正しい方向性かな~
無意味なトレーニングをしなくなったことで怪我人が減るでしょうから。