「カラダは勝手に回復していく」
そんな考えを基に施術しています。
「治してやる」みたいな意識を少しでも持ってしまうと、まぁよくなりません(苦笑)。
よくて帰りのドアを開けるまでは保っているのかなぁ。
カラダには意志があるので何かしら症状が出ているときはそれなりの意味があるわけです。
「この筋肉は最近使いすぎなので少しセーブしてもらうために痛み出しますよ~」みたいな。
その痛みに対して「うるせぇ黙ってやがれ、このやろう!」と施術しても上手くいくはずがありません。
なだめても一時的には静かになるかもしれませんが問題の解決にはなっていません。
施術前に必ず立位をチェック
何を観ているかと言うと「こことそこが繋がっていないぞ」みたいな違和感を探しているわけです。
言い方を変えれば神経活動が低下しているところですね。
カラダの各パーツが正常に作動していれば壊れることはありません。
ちゃんと脳に情報が伝わっていれば正しい判断を下せますからね。
ところが神経活動が低下しているところは脳にとって使えない部分なので切り捨てちゃいます。
代わりに神経活動が密になっている部分に頑張ってもらいます。
当然活動にも限界がありますので壊れそうになる前に「痛み」という警告を出します。
なので痛い箇所を施術しても症状は改善しないわけです。
カラダは勝手に治ろうとしているわけですから、それを邪魔しているところを探します。
脳が認識しないから反応ができないわけなので、そこを施術するのです。
セミナーと言っても「治すための技術」を学びに行っているわけではありません。
「治す」なんていう行為は神様だけが使っていい言葉ですよね。
学べば学ぶほど自分が無知であることを認識させられるのであります。