スポーツ科学はどんどん進化している 人間も進化したのか?

誰もが知りたかったことをやり遂げるのはやっぱり外国人の発想ですね。
Eテレの地球ドラマチック時を超えたアスリート対決!~人間は進化したのか?~

人類最速!とは言ってみても時代や条件が異なれば平等な対決とは言えないはずですね。それを限りなく再現しようというプロジェクトです。

例えば1930年代に活躍した陸上のジェシー・オーエンス。
当時の100m世界最速記録保持者です。タイムは10秒3

そのタイムに挑戦するのは世界選手権銅メダリストのアンドレ・ド・グラス。
自己ベストは9秒91

当時の硬くて重いスパイクを再現するためにイチから作って、トラックも現在のオールウェザーではなく土の上を走ります。

当然スターティング・ブロックなんてものはありませんから土に穴を掘ってそこに靴を置くスタイル。
タイム計測もデジタルではなくアナログです。
風の向きとか土の状態など条件的に言ったらキリがないのは除いてスタートです。

摩擦しない土に悪戦苦闘しながらも全力でゴール!
でも、わずかにジェシー・オーエンスのタイムに及ばず。

この結果だけを見て「な~んだ、年々タイムが上がっているのはアイテムに助けられていたんだ」と考えるか。アンドレは土に適応する時間がなかったんだから当然と考えるかは自由です。

F1の世界では「タイヤを理解したドライバーがレースを制する」と言われています。
それくらい技術的なところよりも、そこで与えられた情報を最大限に活かす能力が大事になります。

オールウェザーのトラックを触ったことがある方はご存知でしょう、あの摩擦力の凄さを。
スパイクを履いている限り、滑るなんてことはほぼ皆無ですよね。

現在でも速く走るには「地面をあまり蹴らないように」と技術的な指導が入ります。
蹴ってしまうと地面に足が着いている「溜め」の時間がロスしますし、後ろへのベクトルが推進力を邪魔します。

土の上では「蹴る=ブレーキ」となる

クルマの運転でもそうですが乾燥した路面と凍結した路面とでは運転操作を変えます。
陸上でも土の上に適する走り方があるわけですから、それをいち早くフォーム修正できた選手が速いわけです。

他の競技でも対決がありましたが特に興味深かったのは競泳。
陸上と違って水は今も昔や同じ条件ですからアイテムは水着の違いだけ。

スポーツ科学なんてなかった時代は我流だったでしょうから、昔の選手はいかにポテンシャル高かったか。今の水着だったら世界新連発でしょう。

現代のスポーツ界で勝てるには肉体のレベルアップは当然として選手のパフォーマンスをサポートするシューズやウェアの開発力が影響大ですね。

そしてリオ・オリンピックでもあったように卓球台の癖を理解することのような適応力です。
ストレス社会と言われる現代でも最小限のダメージで生きていける人も適応力が高いと言えます。

ABOUT ME

| 開業18年目の整体師

健康や姿勢のホントのところを伝授します | ひだまり整体院 院長 |【経歴】東京で長年の腰痛を克服し地元の米沢市で開業 ●山形県で唯一の姿勢分析師 ●妻子とネコの4人暮らし

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