柔軟性が大事? 目指したいのは「柔」のほうね

「腰痛や肩こりになるのはカラダの柔軟性がないからだ」と思い込んでいる方が意外と多くいらっしゃいます。

そこで柔軟性を高めるストレッチ等を皆さん知りたがっています。どちらかというと「柔」よりも「軟」ほうを。

スポーツのような競技生活では「軟」も必要かもしれませんが、一般人が目指すべきは「柔」のほうだと個人的に思っています。

私の立位体前屈は20年前も現在もほぼ変わりがなく床に手が届きません(笑)。
でも、腰痛の度合いは100と3くらいに大きな違いがあります。

それが「柔らかさ」です

関節の軟らかさは同じですが柔らかくカラダを使う能力は20年前と比べて格段に上がったわけです。

カッコよく踊っているダンサーが皆んな軟らかいかというとそうでもありません。
ヨガのインストラクターのほうが軟らかさだったら上かもしれません。

関節が軟らかくなったら生活が向上すると思いますか?
極限まで軟らかさを求められるシーンは競技以外ではないと思いますが。
それよりも一つひとつの関節が連動して動ける柔らかさは、あらゆるシーンで重宝します。

まずは部分的に動くことがなくなりますから部分的に「こり」が起きにくくなります。
筋肉や関節が連動すると内臓系も本来の動きになりますから代謝も変わります。

ヒトが本来持っている正常な可動域をオーバーしていると関節が不安定な状態になります。
その不安定さを補うのが筋肉の緊張ということです。
カラダがぐにゃぐにゃに軟らかい方ほど腰痛や肩こりで悩んでいる事例が多いです。

ということで、この業界に居るからこそ断言できますが柔軟性の高低と症状は比例しませんよ。
目指すなら「柔らかさ」を追求しましょうね~

 

ABOUT ME

| 開業16年目の整体師

健康や姿勢のホントのところを伝授します | ひだまり整体院 院長 |【経歴】東京で長年の腰痛を克服し地元の米沢市で開業 ●山形県で唯一の姿勢分析師 ●妻子とネコの4人暮らし

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