四国インターハイが終わった高校生。
3年間の集大成。
入学と同時にコロナ騒動に巻き込まれ、修学旅行が中止。
それにもめげず堂々の3位。
真っ黒に焼けた肌が練習量を物語っていた。
来年からの大学でも活躍を祈っている。
同じ時期の甲子園では長年の悲願だった東北勢初の優勝旗が仙台育英に手渡された。
これで東北の高校球児たちのメンタルブロックは解放されたぞ。
東北勢の決勝戦のカードは歴代で12度あった。
以下に記す。
1915年 夏:秋田中(秋田)
1969年 夏:三沢(青森)
1971年 夏:磐城(福島)
1989年 夏:仙台育英(宮城)
2001年 セ:仙台育英(宮城)
2003年 夏:東北(宮城)
2009年 セ:花巻東(岩手)
2011年 夏:光星学院(青森)
2012年 セ:光星学院(青森)
2012年 夏:光星学院(青森)
2015年 夏:仙台育英(宮城)
2018年 夏:金足農(秋田)
※夏は【夏の甲子園】 セは【選抜高校野球】
残念ながら東北地方では山形代表だけ一度も決勝に進んでいない。
しかし、今大会の結果により「俺たちもイケるぞ!」と意気込んでいるはず。
日本人初の9秒台へ
もう一つ長年超えられなかった壁があった。
陸上男子100mの9秒台。
1998年12月13日に伊東浩司が10秒00の日本新記録を出した。
その後も様々な日本人アスリートたちが挑戦してきたが、その記録を誰も破ることはできない。
それから19年後の2017年6月10日に多田修平が追い風参考記録ながら9秒94をマーク。
このあたりから「もしかしたらイケるかも」と思わせてくれた。
そして2017年9月9日に桐生祥秀が9秒98を記録する。
これが日本人史上初。
「日本人でも10秒を切れる!」と証明してくれた。
その後、2019年5月11日にサニブラウン・ハキームが9秒99
2019年7月20日に小池祐貴が9秒98
2021年6月6日に山縣亮太が9秒95
わずか4年で4人の9秒台アスリートが誕生した。
それはメンタルブロックの解放だけではなく、技術的な進歩、シューズの進化などが功を奏した結果。
野球でも陸上でもコーチ陣が若返っている。
過去の常識に囚われず、先人たちの知恵+最新の科学を取り入れて正常進化。
男子バスケ、女子ゴルフ、etc.
最近、目覚ましい進歩をニュースで見る。
世界と戦える日本人の活躍が今後も楽しみである。