間違いだらけの熱中症対策

とうとう米沢市内では中学生の熱中症による痛ましい事故が起きてしまいました。
生き残った我々は何をその子から学べるのでしょうか?



まず、人体で一番温度が高い部位は脳です。
上記の画像では「日差しを避けよう」が適切ですね。
ただし、日陰のない通学路もあります。

一度上がってしまった体温は簡単に下がってくれません。
じゃあどうするか?
手っ取り早くは脳と心臓を氷のうで冷やすことです。
私の経験上、これに勝る熱中症対策はありません。

健康な人間の脳はこれまで考えられていたよりも熱くなり40度に達することもあると判明

脳の平均温度は38.5℃
心臓は体温プラス1℃

冷たい飲み物を胃に送るのは簡単ですが、氷のうに比べれば残念ながら効果は低いです。
それに、こまめな水分摂取は脱水症状が起きていない限り、効果は限定的では?
逆に水分を摂りすぎた“水毒症”のリスクも考えませんと。
安易な「熱中症対策=水分摂取」の考え方は危険ですよ。

熱中症で病院に運ばれる方の大半は水分が足りているという事実。
水分摂取が対策の筆頭ならば、そもそも日本でこんなに熱中症患者が増えていること事態がおかしいわけです。

それより一番温度が高い頭を真っ先に冷やすことが最善の策だと考えます。
具体的には手のひらサイズの氷のうを後頭部や側頭部に当てます。
約10分もすれば頭の火照りが落ち着き始めると思います。
もう一個余分に氷のうがあれば心臓の真上にある胸骨付近も冷やしてみましょう。

暑さで寝苦しいという方は大抵脳の温度が高い状態です。
中学生くらいになると夜更かしします。
で、夜更かしすると翌朝食欲が出ず、そのまま登校するでしょう。
快適な睡眠は寝る前に脳を冷やすことから。

何事も先手必勝。
ヒトは何か活動すれば体温が高くなるわけですから、部活前に冷やしてしまうのです。

ここでマラソン選手の給水所を思い浮かべてみましょう。
ドリンクも飲みますが、最後には頭から水を掛けるのです。



積極的に頭を冷やしたいので自転車のヘルメットも考えなきゃ。
元々私はそこに疑問を抱いていました。
自転車ヘルメット 努力義務の必要性

ヘルメットについて高校生は自由なのに、なぜか中学生は義務。
理由は何なのでしょう?

「ダサい」を命と天秤にかけて

別の中学校の保護者から聞いた話です。
「ヘルメット姿はダサい・カッコ悪い」これが生徒の本音。
だったら学校指定にせず気に入ったデザインのを被らせたほうが着用率が高まるよね~と。

他には「半袖がダサい」だそうな。
だから真夏でも長袖ジャージだし、ワイシャツも長袖が基本とのこと。
昭和生まれの私には理解不能…。
日焼け対策なのかな?
だったらアームカバーでいいんじゃない。
中学生にとってはそっちがもっとダサいか(笑)。

この「皆んなと同じ」というのが居心地いいのでしょうか?
縛られたほうが居心地いい?

考えなくなるってことはとても怖いことです。
なぜ制服でなければならないのか、なぜ半袖はダサいのか?
どちらも明確な答えはないでしょう。

価値は自分で見出すことが大事。
誰かさんが認めた(決めた)価値なんて無視しちゃえ!
そんなつまらない人生を歩んでいる暇なんてないよ。

自分の感覚を大事にアウトローで生きている私は全く気になりません。
でも、現役の中学生は周りに敏感(というか過敏)だよね。

カッコなんかどうでもいいんです。
中学生が倒れた翌日に開催された花火大会へ行きましたが、半数以上はマスク着用していました。
米沢市民の危機意識ってこんなもんです。

「自分はこう生きる!」という自分軸を作ろうじゃないか。
他人に気を遣って何を得られるっていうんだい?
10代は「足掻いてもがいて」で一丁前。
場の空気で群れずに少し尖っているくらいがちょうどいい。

もっと自分の能力が高まるほうにエネルギーを注いだらいいのさ。
その能力を開花させる舞台を学校側が用意するだけ。
親は見守るだけで舞台監督には口出ししないこと!

ABOUT ME

| 開業16年目の整体師

健康や姿勢のホントのところを伝授します | ひだまり整体院 院長 |【経歴】東京で長年の腰痛を克服し地元の米沢市で開業 ●山形県で唯一の姿勢分析師 ●妻子とネコの4人暮らし

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