自転車ヘルメット 努力義務の必要性

基本的に私はビビリである。
それなのにバイクに乗っている変わり者。

バイクはクルマと違って何にも守られていない。
だからこそ自分の身をアイテムによって守っている
手・前腕・肘・肩・胸・背中・膝を硬いプロテクターで。

一番こだわっているのはヘルメット。
頭の形にフィットするようにパッドを交換。
これで走行中の頭痛を防げる。
顎も守るようにフルフェイス。
安全性の規格【SNELL規格】にもクリアしている。

念には念を入れて走っているが「これで十分」なんて更々思っていない。
どんなに気をつけていても暴走したクルマにはねられたら無事では済まないだろう。

 

以前、競輪選手から聞いたことがある。
「ヘルメットはARAI製なんですよ」と。
へぇ~ 競輪にはバイクへの技術が投入されているのか~

最高速度が80km/hを超えることもある競輪は下手な原付きより速い。
ARAIは当然NJS(日本自転車振興会)規格をクリアしている。
残念ながらそれでもレース中に死亡事故は起きている。

自転車に努力義務は必要か?

私の考え方に近い意見が下記に記載されている。
欧州の自転車利用推進政策

● 軽微の衝撃に対するヘルメットによる保護効果は認められるが、一定速度の自動車との衝突には保護になりえない。また、自転車ユーザーは歩行者よりも頭部への負傷は少ないため、前者だけにヘルメット着用を義務化するのは合理的でない。

● ヘルメット着用義務化を導入した国では、自転車ユーザーの数が減る傾向がみられる。その一方、自転車ユーザーの数が増えるほど自転車に合わせて自動車の運転手が適用するため全体の自転車利用の安全性は高まる傾向にある。そのため自転車ユーザーの数を減らすようなヘルメットの義務化は得策ではない。

● 自転車による健康増進効果の方がヘルメットの着用義務化による負傷者の削減効果よりも大きい。実際、自転車走行距離が高いほど肥満率は下がり、ヘルメット着用率が高い国ほど自転車利用率が低い傾向にあるため、義務化は得策ではない(ヘルメット着用率はオランダで 0.1%、デンマークで 3%、ドイツでも 2%)

そうなのだ。
対自動車を想定したら歩行者にもヘルメットを義務付けなければならない。

自転車は単独で転んだくらいならヘルメットの効果を得られるのではないか。
そもそも転ぶのは運転技術が未熟な子どもだけだろうが。
そんな子どももクルマ相手ではどうなのだろう?

決して無駄とは思っていないが、バイク乗りからすれば自転車のヘルメットは玩具に見えてしまう。
何せ値段が10倍以上も違うからね。
だからといってバイクのフルフェイスヘルメットを自転車に義務付けたら誰も乗らなくなるよ。

日本の道路事情にも問題がある。
道路幅が狭いため自転車の横ギリギリをクルマが通ることが多々ある。
歩行者の少ない田舎では車道ではなく歩道を通らせたほうが安全では?

ABOUT ME

| 開業18年目の整体師

健康や姿勢のホントのところを伝授します | ひだまり整体院 院長 |【経歴】東京で長年の腰痛を克服し地元の米沢市で開業 ●山形県で唯一の姿勢分析師 ●妻子とネコの4人暮らし

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