これが明るいニュースと呼べるのでしょうか。
数字のトリックに騙されないように。
「ワクチンを打った人だけが90%感染を防ぐ」というものではない。
ファイザーに続きモデルナ社も新型コロナウイルスの発症を防ぐ有効性について分析結果を発表してきた。
先に発表したファイザーの内容から読み解いていこう。
ファイザーとバイオエヌテックがCOVID-19に対するワクチン候補を発表
上記のプレス・リリースに記載されている通り総被試験者は43,538人。
最終段階である第3相試験が7月に始まった。
上記の参加者を2組に均等に分ける。
Aグループは開発中のワクチンを接種(21,769人)
Bグループはプラセボ(偽薬)を接種(21,769人)
3週間の間隔で2度の接種を行っている。
2度目の接種の7日後に感染の有無を評価したデータ。
参加者は日常生活でのリスクが同程度になるよう行動。
すると94人の感染者が確認され、ワクチンが90%超の有効性を示せたと発表。
しかし、その内訳は発表されていない。
有効性が90%を超えるように計算してみよう。
すると以下の数字になる。
Aグループの新コロ感染者は8人
Bグループの新コロ感染者は86人
合計で94人の感染者
AはBより78人ワクチンによって感染を抑制されたと数字から考えられる。
78÷86=0.907(90.70%)
これだけだと素晴らしい数字に見える。
隠された数字のトリック
非感染者の数字で見てみよう。
Aは21,761人 非感染率 99.96%
Bは21,683人 非感染率 99.60%
ワクチンを打っても打たなくても99%は感染していないのだ。
たった0.4%の感染率のためにワクチンを打つかは自由。
私は“カタカナ文字の成分”というお土産をもらいたくないだけ。
モデルナ社のプレス・リリース
興味ある方はこちらも調べてみるといいかも。
大事なのは人(医師)に言われたから、というだけで決めないこと。
体内(胃は医学的に体外)に入れるものは良く考えて。
いくら国が保証するといっても不自由な生活を送る可能性のあるのを体内に入れるなんて真っ平御免!