施術が終わり「ゆっくり起きてみましょう」と、お声をかけて仰向けから起きる体勢に入った。
すると「バキッ!!」っと何かが壊れた音。
その動作に入った方が「大丈夫ですか? なんかヤバい音しましたよ?」と心配なさる。
「大丈夫ですよ」と平常心で言ったものの・・・内心(こりゃ折れたぞ)ドキドキ。
もう次の方が待っているので時間をかけられず、サッと下を覗き込み確認するもどこが壊れたかは分からない。
一瞬だけ私が乗ってみると、ベッドの形状は変わっていないのでイケる!と判断。
次の方が寝てみても大丈夫だったので一安心。
事態は施術の流れで揺らす動作に入ったときに起きた。
ギシギシ、ギシギシと嫌~な感じの音がベッド下から聞こえてくる。
圧をかける方向で音が発生するようだ。
今まではベッドへの負荷が偏らないよう半年毎に頭側と足側を反転して使用していた。
音がしたのは頭側だったので急いで反転してみる。
木製なので軽いのだ。
原因判明
揺らす動作は封印して、そこから連続4人施術して一段落。
すかさずベッドをひっくり返して詳細を確認。
ここか!!
さすがにこれは放置できんでしょ。
販売店に電話してみる。
「リペアが可能かどうか製造元のアメリカ本社に確認してみます」と。
そう、このベッドは Made in U.S.A なのだ。
当院には身長190cm以上が3人、体重100kg以上が10人以上いらっしゃる。
以前までのベッドでは足や手がはみ出てしまっていたので3年前に買い替えた。
何せ小錦(古いか!)が寝てもOKという頑丈さだったので。
だが、今回壊れてしまったのはその中のお一人。
一気に耐久性の信頼が揺らいだぜ。
取り敢えずアメリカから返答が来るまでお客様に安心して施術を受けていただきたいので、懇意にしている家具屋さんで応急処置していただく。
そして3週間後、メーカーより「協議の結果、ベッドを交換させていただくことになりました」と返信が入る。
ほっと胸を撫で下ろす。
交渉に入っていた方に感謝!
もう新しいベッドが届いて施術できている。
毎日使っていると気づかないものだが、クッション性は3年でヘタってくるんだな~
新品は起き上がっても人形が残らない(笑)。