ケーキの切れない非行少年たち

司書さんお勧めの本にハズレなし!
今回も大変興味深い内容でした。

宮口幸治さんの『ケーキの切れない非行少年たち』

紙に丸い円を描いて「ここに丸いケーキがあります。3人で食べるとしたらどうやって切りますか? 皆が平等になるように切ってください」という問題を非行少年たちに出しました。

悩むほどのことではなくベンツのマークを描くだけなのですが、非行少年たちは解けないのです。

 

読了後、以前から気になっていたことに対し納得できました。
なぜ教育のプロが本気で提案するのに、保護者は特別支援教育を選択しないのか?

ある犯罪で逮捕された少年の例が載せられていました。
・勉強が分からずイライラしてしまう。
・高校に行けと親に言われ塾に通ったが全くついていけない。
・ストレスが溜まって生活がめちゃめちゃ。
・それでイライラして悪いことをやった。

ちゃんとしたカリキュラムで教えると少年院の子たちも楽しみながら学習意欲が湧くんですね。

勉強についていけない子たち全てが犯罪者になるわけではありませんが、可能性は高いのです。

刑務所にいる受刑者を一人養うのに年間約300万円かかるという試算。

これらの受刑者のほんの一部でも、社会生活に必要なスキルを身につけられれば健全な納税者に変えることもできるわけです。

本人もそうですし、まずは保護者が「なぜ特別支援教育が必要か?」を理解することから始まります。

 

本書でハッとさせられた言葉があります。
子どもの心に扉があるとすれば、その取手は内側にしかついていない

整体にも通じますね。
変わるためには現状という鍵を開けることですが、私には外せません。
様々な方法でカラダに気づきを与えることまで。

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