
オーストラリアのニューサウスウェールズ大学が中心となって行った腰痛治療法の研究。
それによると慢性腰痛には運動が一番効果があるらしい。
そしてギックリ腰のような急性症状には唯一非ステロイド性抗炎症薬が効果的だったと。
ということでギックリ腰で整形外科に行ったら上記の薬をもらうだけで十分。
外傷もないのにX線で被爆させる行為は無駄な医療費でしかない。
ただ、上記の薬は万能ではなく胃などの消化器ダメージも覚悟で服用しないとね。
何でもそうだが「何かを得れば何かを失うもの」
それを常に天秤にかけていれば誰恨むことはない。
もし、当院へギックリ腰で来られたらシンプルな施術になる。
最小限の刺激でロックしている部位を一つひとつ外していく。
腰が悪いのではなく、単に働きすぎちゃったわけよ。
だからその陰で必ずサボっている部位があるもの。
で、そこは見つからないように黙っているから無症状。
セルフでそこを見つけられる方は皆無なので、第三者の私が刺激して脳へチクる。
急性症状のときは何十台も監視カメラがあるのに、一つしか見ていない状態。
「ほらほら、アッチもコッチも働いていないよ」と。
そこでようやくカラダのアチコチに配置してある監視カメラを遠目に見てくれるようになる。
最後に秘密兵器でカラダの動かし方をインプットすると、大抵の方が床まで手が届くようになるもの。
家に帰ったら入浴を長めにすると、翌朝は脳が変化を拒否しない限り前日より動けるようになっているはず。
聞いた話だけで他人へアドバイスしていないか?
普通は「ギックリ腰は炎症だから入浴禁止」だと思う。
何の根拠があって?
それは実体験で言っているのか、適当にテレビで聞きかじったことを言っているのか、で言葉の重みが違う。
芸能人のゴシップ記事と同じ。
それだけで「いい人・悪い人」に分類しがち。
又聞きでホントのところは分かるはずがない。
「快の原則」というのがある。
ヒトは本能的に痛みから逃れ、快(かい)を求めるもの。
医師も含め、それは他人が決めるのではなく自分の感覚を大事に。
入浴によって心地よくなるのであればOKなのよ。
日本人で入浴で不快になる方って少数だよね。
先週は4月に入ったのに季節外れの降雪があった。
道路には数cm積もって夏タイヤの方は峠越えを迷うところ。
その日にHさんは安全策を取って福島市へ新幹線で移動。
同じ状況で私は夏タイヤを履いたまま大峠を越え会津若松市へ。
もちろん、私は自暴自棄になったわけではなく過去の経験値から。
人様に迷惑をかける状況なら、すぐ引き返す心意気で。
積雪がある道路で、どれくらいの方が夏タイヤで走行したことあるだろうか?
こればかりは経験しないと分からないもの。
私はクローズドコースで何度も試したことがあるのだ。
サラサラ雪、シャバシャバ雪、しまり雪、それぞれ挙動が全く違うもの。
スキーでもそうだよね。
だからといって全員の方にオススメするものではない。
公道には変わりないので、交通の流れを乱すようなときは潔くドロップアウトで。
今回のはシャバシャバ雪。
タイヤの溝が深ければ意外と走れる。
自分でタイヤ交換していれば溝は必ずチェックするよね。
シチュエーションによって全て状況が変わってくる。
雪質・タイヤ・運転スキル。
一つでも欠けていたらレッドフラッグ。
私は慎重に走行しながら「GOサイン」を出した経緯。
何度も言うが夏タイヤでの雪道走行はオススメしない。
ただし、シチュエーションを何も知らない人が「夏タイヤで雪道なんて無謀」って言っちゃうのは違うと思う。