森を見て木を見ず

最近、なぜだか急に整形外科で足底板(インソール)を作る方が増えた。

いずれも膝に症状がある方で「O脚なので外(小趾)側を高くしましょう」と。

O脚ってそんな単純なものかね?
2Dでヒトのカラダを診ている気がする。

画像は右足を後ろから見た骨格。
百歩譲って足首が内反に変形していたら外側を高くしたい理屈は分かる。
でも、上記の方はそうではない。

足を積み木に例えると下から踵骨・距骨・脛骨の順。
土台の踵骨の外側を高くすれば距骨が内側に滑って土踏まずのアーチは潰されてしまう。

アーチが無くなった足は衝撃を吸収できずダメージをモロに食らう。
すると外反母趾のように骨を変形させて痛みから逃れようとする。

足底板は問題の解決にならず、他の厄介な症状を引き起こしてしまう。
これも医原病。

 

少し前に網膜潰瘍を患った方から訊いた。
処方された目薬が全く効かず途方に暮れていた。

別の医師に診てもらったら「僕の経験上、それよりこっちの薬だね」と。
その日からパタッと痛みが軽減。
やはり現場での経験値が物を言う。

ABOUT ME

| 開業18年目の整体師

健康や姿勢のホントのところを伝授します | ひだまり整体院 院長 |【経歴】東京で長年の腰痛を克服し地元の米沢市で開業 ●山形県で唯一の姿勢分析師 ●妻子とネコの4人暮らし

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