先日、足首の痛みでお越しになった方が言っていました。
まず「整形外科で検査しましたか?」と伺います。
すると「あらゆる角度で14枚もX線を撮られました」と。
「えっ!14枚? 1日でそんなに撮るんですね」
私はしばらく病院へ行ってないので、昔は何枚撮られたか覚えていないです。
「それで痛みの原因はわかりましたか?」
「いいえ。骨には異常がないと言われました」
実際その足首を触診してみると外側の靱帯に異常な硬さがあります。
そこを解除してみて歩いてもらうと痛くないとの事。
帰り際に「病院と同じお金で3回施術受けられたわね」と苦笑いでスタスタ歩いて帰られました。
触れない医療
私的には良い勉強代になったと思っていただければ。
他の方も言ってましたが、昔の先生は痛い場所を良く触ってくれたと。
今回の件も触診で動きを見た後ならX線の枚数も少なかったかもね。
いくら保険が使えても検査が増えれば支払いも高額になりますし。
以前から医療費が年々増えているという問題がありますが、削減する為には色々方法はあるはずです。
定期検診をしっかりして生活習慣を変えれば多少病を防げますね。
その時に必要のない検査をしないとか、症状と関係のない処方箋を出さないなどもあります。
アメリカなどカイロプラクティックを予防医学として確立されている国は保険を使えますが、日本で使えることは今後ありえないでしょう。
ですから「病気や痛みは起きる前に予防する」とお越しになった方へ地道に伝えていくようにしなければ。