その状態から「呼吸を深く」なんて超難問

あるモデルさんを施術している。
超有名な講師からレッスンを受けているのだが、そこで求められる理想がかなり高い。

スポーツでもそうだが不調になる原因は施術者がその動きを再現してみると見つかりやすい。
「だからそこに負担かかるのか~」と。

上記のモデルさんはポージングとして胸を張って腰を反らしている状態から深い呼吸をするよう指導されている。
私が試してみるも「無理!」と1秒で諦める。

画像検索してみると分かるが、ハリウッド女優さんたちは決して胸を張らない

巻き肩で鎖骨が浮き出て背中も丸い。
絶対このほうが深く呼吸がしやすい
と、私は思っているが日本のオーディションの審査では不可となるらしい。

ん~ どうやったら日本のルールに入り込めるか?
胸を張る&腰を反る条件は動かせない。

よし、肋骨で変えてみよう!

通常はこのように肋骨は斜め下を向いている。
ところが胸を張ったり腰を反ることで角度が真横に近くなる。
すると横隔膜が横に引き伸ばされ浅い呼吸となる。

それを肋骨で調整し姿勢に組み込む。
しかも背中が丸いと言われないレベルで。

考え方が合わず「できない」と否定するのは簡単。
でも、その条件の中でベストを尽くすことはできる。
何年やっていても脳に汗をかかなければ解決しない難問がやってくる。

ABOUT ME

| 開業16年目の整体師

健康や姿勢のホントのところを伝授します | ひだまり整体院 院長 |【経歴】東京で長年の腰痛を克服し地元の米沢市で開業 ●山形県で唯一の姿勢分析師 ●妻子とネコの4人暮らし

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