「柔軟剤のにおいで体調不良」 これはもう『香害』

来週からは早いものでもう6月。
いよいよ梅雨のシーズン到来です。

長雨が続けば部屋干しは避けられません。
弱点は生乾き臭だよね…。

その臭いをごまかすため各社、競うように洗剤や柔軟剤に香り成分を配合した商品を販売しています。

香りって難しいんですよね~
誰かにとっては快でも、別な誰かにとっては不快になります。

一瞬の不快で済めばいいのですが、頭痛や吐き気までなれば立派な香害。
米沢市議会の議題にも挙がったことがあります。

香害(こうがい)とは、香水や、合成洗剤・柔軟剤・入浴剤・防虫剤・化粧品・芳香剤などに含まれる合成香料に起因し、頭痛やアレルギーなどの症状が誘発される、化学物質過敏症を生じる。

香りの感じ方には個人差が大きい。
不快感のみならず、咳・喘息や頭痛、吐き気といった身体症状を発する例もある。

香り成分は空気中に漂うため受動的に曝露することになり、いわば香り成分による公害であることから「公害」をもじって「香害」と呼ばれるようになった。

発生要因として、香料成分をマイクロカプセル化した残香性の高い製品や、洗濯時に香りが強く残る柔軟剤を使用することなどがある。

        Wikipedia より

私自身が“香害”という言葉が生まれる前から体調不良を感じていました。
やっと認知されてきましたね。

国民生活センター「柔軟仕上げ剤のにおいに関する情報提供」

「Wow」
私の悩みなんて可愛いほうです。
逃げられない状況の人は厳しいわ~

洗たくマグちゃん

当院が実際行っている対策は洗剤や柔軟剤を使わないこと。
代わりに2年前から使っているのは『洗たくマグちゃん』

高純度のマグネシウムで水をアルカリ性にして洗います。
そして干さずに業務用ガス衣類乾燥機に放り込みます。
なので当院のタオルや着替えは無臭ですよ。

 

長く保育園や小学校に勤めていらっしゃる先生方からは「最近はやけにアレルギーを訴える子が増えたわ~」とよく聞きます。

“香害”という意味では給食着が多いようです。
次の子に手渡す際に柔軟剤の香りが残っちゃうんですね。

どうしても柔軟剤を使わなければ気が済まないという方は無香料のを使うしかないでしょうか。

アレルギーの数が増えた原因

仮説の一つは近年の生活環境が清潔になったこと。
それによって病原菌が減少。

日本や先進国では潔癖症って多いですが、そんな人がアフリカの奥地では生活できません。

アフリカでは感染症が多いかもしれませんが、アレルギー疾患者は少ないでしょう。

感染症が減るとアレルギーの数が増えていくという自然界のバランス。

我が国には“いい塩梅”や“わびさび”といった何とも日本らしい言葉があります。

コロナ禍によって「予防対策など完璧を追い求めながら経済活動をするのは無理だ」と気づいた方が多いと思います。

諸行無常ですよ。
ウイルスも細菌もヒトも全て移り変わっていくものです。

 

海外では産後しばらくしてから乳母車に乗せて半日、牛舎内で過ごすという文化が残っている国があります。

物心がつく前から病原菌をたくさん浴びさせて免疫をつくり、アレルギー疾患を防ぐという考え方からだそうです。

もう一つの仮説は腸内の寄生虫が減ったこと。
これは免疫学者の藤田紘一郎氏が実践しています。

自らの腸内でサナダムシを飼育していました。
花粉症に対するカラダを張った研究です。

全か無か

こういう問題で大事なのはゼロイチ思考にならないこと。
物事を0か1かのどちらかでしか考えない両極端な思考。
あの人のここが嫌い、だから他の発言も全否定みたいな。

ヒトにはまだ未知の世界があってグレーゾーンだらけです。
考え方はそれぞれ違って当然ですし、そのほうがいいんです。

同じ思考の人ばかりだと、またパンデミックが起きたとき同じリスクを背負うことになります。

ヒトという種族を絶滅させないためには異なる文化・思考も受け入れないとね。

 

海外で感染爆発しているから、いずれ日本でもと言われてきました。
同じヒトですが食文化・居住環境・医療体制、全て異なります。
一緒くたにするのは乱暴過ぎやしませんか?

ここで一つ肥満率の視点から見ていきましょう。
コロナの死者数と2016年時点での国別肥満率。

まぁ死者数に関しては怪しいところもありますが順に。
アメリカ:31.8%
イギリス:24.9%
イタリア:17.2%
フランス:15.6%
スペイン:24.1%

ランキングからは外れますが以下は興味深いところ。

人口10万人当たりの死者数が最も多いベルギー:19.1%
最近死者数が増加中のブラジル:19.5%
同じく増加中のメキシコ:32.8%
集団免疫に取り組んでいるスウェーデン:16.6%
未だ死亡者数ゼロのベトナム:1.6%

アジア編
韓国:7.3%
中国:5.6%
日本:4.5%

上記の数字が何を物語っているかは言いません。
他にも国民一人当たりの医師の数など比較対象はあるでしょう。
だから一つのデータから決めつけるのは乱暴なのです。

日本の対策を他国が真似しても効果があるかは分かりません。
「日本という国で日本人が行ったから」と言ったらそれまで。

ただ、高齢者の死亡率が高いのは間違いないよね。
若い人で亡くなるのは単純に不健康という見方も。
いずれ研究者が何の基礎疾患が高かったかを発表してくれるでしょう。

 

緊急事態宣言が解除され、いま私が気にしていること。

どこに行ってもマスク必要ですか?
何を触っても消毒が必要ですか?

物事には中間の考え方もありますよね。
ガッチガチの規則ではなく臨機応変に。

要請や指示ではなくいい塩梅に自分の頭で考えますから自由にさせてくれませんか?

米沢のような田舎の散歩道でマスクしなくてもリスク高くありませんよね。

直前の店で手指消毒して何も触れず何も買わず出たら、歩いて行ける隣の店で消毒する必要性ないですよね。

店内で頻繁にシュッシュと空間除菌されると、私みたいな喘息持ちで偏屈な人間は近づきたくないのです。

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