その前日は天元台高原スキー場で5時間ぶっ続けで滑ってきた。
やっぱりパウダースノーは滑っていてワンランク上手くなった気分になる(笑)。
ピアノ習っている人が初めてスタインウェイを弾いたときの感覚みたく。
そして「いつかは…」と頭の片隅に置いておいたスケートを翌日に体験。
ウインタースポーツは楽しいね~
スケート場のある山形市は雨の予報だったので郡山市に変更。
スケート靴をレンタルし、いざリンクへ。
まずはラビット(椅子)に子どもを座らせて1周。
前には進むが周りの小・中学生にバンバン抜かされる。
元々私は何するにも不器用なので人の何倍も時間が掛かる。
手っ取り早く上達するには上手い人のコピーをすればいいのだ。
ターゲットを決めてカラダの使い方を真似る。
「ほほぉ~ な~るほどー」
真後ろではなく斜め後ろへ足を運ぶのね。
そして前足のブレードの真ん中に体重を乗せるとスーッと滑られるわけか。
これが踵に逃がすと後ろにひっくり返りそうになり、つま先だと前のめりになって「おっとっと」となる。
慣れないうちはその体重移動が意外と難しい。
浮かせたブレードを氷上に戻すときに平行に降ろさないと、つま先に付いているギザギザ部分が先に当たってしまい勝手にブレーキ(スノーボードの逆エッジ)がかかってしまう。
30分ほどでコツをつかんできたぞ
それは常に慣れた頃にやってくる。
やはり何でも「3の倍数」の時間は必要。
調子良く滑っていると真冬なのに汗が出てくる。
スキーよりもカロリー消費量が多いせいだろう。
現に体脂肪率は3~4%減のまま維持できている。
スタッフの方は誰かが転んでリンクに傷がつくたびに何かで穴埋めをしている。
やっぱり常にメンテしてないとスケート場はシビアなんだな~
スキー場ではこうはいかない。
そんなことを考えながらよそ見していたら急に体が左へ回旋させられた。
一瞬のことで何が起きたのか分からない。
左膝内側と右肘をしたたか氷にぶつける。
特に膝は声が出ないくらい悶絶。
立ち上がれないのでその場に座り込む。
転んだのがリンクの内側。
そこには直径5cmくらいの穴があった。
外側だったらすぐ隣のコンクリート上にゴムマットが敷かれているので、ブレードを傷つけずに退避することができるが…。
このままリンクの上に座っていたら迷惑だし危ない。
仕方なく内側のゴムマットのないコンクリート上に退避。
なるべくブレードを傷つけないよう、そっと足を置く。
そして妻にラビットを持ってきてもらうようヘルプを出して待機。
その間、案の定というかスタッフから注意を受けるも言い訳をせず素直に謝る。
ベンチまでラビットで運んでもらいズボンを捲りあげると血は出ていない。
ほっと一安心。
絶対に勝てない硬い氷に膝蹴りを食らわした感じの状態。
休憩しつつ自分で何とか膝を調整して午後も滑りに行く懲りない男(笑)。
午後は日差しで氷の上に水の膜が張って更に滑る。
午前中のザラザラよりも個人的には好き。
次に来るなら午後だな。
帰りは温泉に入って回復を促す。
アザにはなっていたものの歩けるし仕事に影響はなかった。
またこれで人生の勉強をした。