動悸や慢性的な睡眠不足が25年も続いている方

ご紹介でお越しになられた40歳代後半の男性。

25年来ずっと同じ症状で悩んでいるとの事。
突如襲ってくる激しい動悸や慢性的な睡眠不足。

それによりまともに勤務出来ず毎年数回入退院を繰り返す。
キッカケは25年前の同僚の死。

入院の度に病院で検査しても数値的には特に異常がないと。
「どこも悪くないのに入院している」と会社からもプレッシャーをかけられる。

原因が分からないまま追い込まれて現在に至る。
「今年こそ入院せず会社に迷惑かけたくない」という強い想い。
ただ、自宅が米沢から50km以上離れた山形市にある。

長期的な来院は厳しいので「約1カ月、6回の施術で何とかしていきましょう」と最初に期間・回数を決めて始める。

この方はあの激戦区山形市の治療院をほぼ巡って来ているので、まず通常のやり方では変化しないでしょうから別バージョンで。

たぶん今まで当院では2人しかしていないかも。
それも初回にするのは初めて。

どう変化するか分からないまま賭けに出てみる

2回目に来院された時は「これといったカラダの変化は感じられないが、この症状になってから初めて『あくび』が頻繁に出てきた」との事。

それにより夜中何度も目覚めていたのが朝までグッスりと。
この変化は私にとっても嬉しい。まずは眠れないと何やってもダメだし。

ただ安定剤や睡眠剤やその他もろもろ何十錠という薬の量は変わっていないので安心出来ないが。

その後は味覚がなくなっていたのが元に戻ったり小さいながらも毎回何かしらの変化はあったみたい。

4回目が終わる頃には筋肉の異常な緊張は和らいできた。

全体的には熟睡ができ体調も良くなってきたが、本人の感覚としてその柔らかくなった筋肉がずっと「パーン」と張っている感じがすると。

残り2回は脳が勝手につくっている筋肉の緊張をとることに集中。
これが一番大変だった。

私の脳が汗ダラダラかいているかのように今持っている施術の引き出しを全部出し切ったかな。

その頃から家では運動療法をしてもらいます。
左肩を挙げると痛い理由をその方は肩の筋肉が悪いと思っていました。

でも実際肩の筋肉は柔らかくなっていて、長年痛みを感じていた脳がある角度まで挙がると勝手に動きをロックして筋肉の緊張をつくっているんですよね。

それではまた繰り返すので、何度も何度も緊張しない肩の挙げ方を脳にインプットして「もう痛くないから肩をロックする必要はないよ!」と頭に覚えてもらうのが手っ取り早い。

そんな感じで6回施術して一旦集中的には終了。
コンスタントではないがカラダの調子良い日が増えてきた。

後は今の状態をセルフケアで保っていけば入院せずに済むかな。

ABOUT ME

| 開業16年目の整体師

健康や姿勢のホントのところを伝授します | ひだまり整体院 院長 |【経歴】東京で長年の腰痛を克服し地元の米沢市で開業 ●山形県で唯一の姿勢分析師 ●妻子とネコの4人暮らし

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