寝入りが悪い奥様が毎晩うらやむくらい秒で寝られるご主人。
ストレスマネジメントが上手くいっているはずだったが…。
突然、顎が痛くなり頭痛も併発。
これまで感じたことのない痛みに動揺。
まずは虫歯かと思い歯科医院を受診。
食いしばりや歯ぎしりの痕跡があり、ストレスによる顎の痛みだろうということで痛み止めを処方される。
その晩、頭痛が激しくなり眠れないほど。
心配された奥様が救急外来に電話して「すぐ来るように」と促される。
到着後、待つこともなくCT検査室へ。
幸いにも脳には異常なし。
歯科と同じ痛み止め薬を処方される。
薬を飲めば一時的に痛みが和らぐが、また再発。
今までにない経験に「また頭痛が襲ってくるのでは」という不安が更に緊張をつくる。
私はその方の元気な姿しか見たことなかったので、初めて心底辛そうな表情を見る。
立位は軸足の股関節から崩れている。
そのアンバランスによる補正で上半身が過緊張。
一番は後頭骨のロック。
前頭骨と合わせて圧が同じになるよう調整。
自然と顎周りの筋肉も緩んでくれた。
股関節の動きが悪くなると寝返りしづらくなるので、歯ぎしり等の顎関節で日中の歪みを補正してしまう。
そのツケが頭痛という形で現れたのではと推察した。
何が頭痛のきっかけになるかは分からないのだ。