チェルノブイリを徘徊するオオカミたちは突然変異で抗がん能力を獲得していた
分析の結果、そのオオカミたちは、がんに関連する多くの遺伝子に変異が生じており、人間を対象とした安全限界の6倍に相当する放射線を受け続けているにもかかわらず、その影響に対して高い回復力をもっていることが分かりました。
興味深い研究です。
原発事故は自然現象ではないはずなのに、ちゃんと放射線に対してオオカミたちは適応しているんですね。
ヒトにも本来このような変化に対する適応能力は備わっているはずなのですが、様々な要因で発動させられなくなっています。
ニホンオオカミの代わり
残念ながらニホンオオカミは絶滅しています。
決して環境に適応できなくなったわけではなく、ヒトが狩ったせいで。
そのニホンオオカミですが遺伝子的には柴犬が最も近い犬種のようです。
あの可愛らしいフォルムで「オオカミに近い」と言われてもピンッときませんよね(笑)。
当院にいらっしゃるリンゴ農家さんはイヌを飼っています。
お陰でサルが近寄ってこないそうです。
さすが“犬猿の仲”
これを有害鳥獣対策に利用できませんかね。
サルやシカのために電気柵を設けている農家さんが多いです。
結構バカにならないくらいのコストが掛かっています。
数匹のイヌを放し飼いにすればエサ代のみです。
ちゃんと訓練が行き届いていますからヒトを襲うことは皆無。
知能が高いのはイヌよりブタなのですが、戦闘能力はイヌ以下。
そろそろ冬眠から目覚めるツキノワグマだって集団で囲まれたら退散するでしょう。
極力無駄な殺生をせず共存していきたいね。