先日は定期的にご来院されている50歳代の方から相談されました。
「コレステロール値が高かったので薬を処方されてからというもの夜中に足を攣りやすくなりました」と。
直接の因果関係があるかどうかは分かりませんが、それ以外は特に生活に変わりないようです。
今まで順調に体調を維持できていた方だったので私も疑問に感じていました。
数年前からメディア等で「コレステロール値が高いほうが長生きする傾向にある」と盛んに報道していたので聞いたことがある方は多いと思います。
双子の「きんさん・ぎんさん」もコレステロール値が高かったみたいですが、最期まで動脈硬化を起こすこともなく長生きでしたもんね。
コレステロール値は血圧と同じで年を重ねれば自然と上がっていくもの
そういう反応が起こりませんとカラダの機能を保てないからです。
コレステロールは様々な作用を引き起こしますが、その一つに女性ホルモンをつくる原材料になります。
閉経後、コレステロール値が急激に上がるのは大幅に減ってしまった女性ホルモンをつくるためです。
もし、上記の理由でコレステロール値が上がったのであれば薬の処方は正解なのでしょうか?
私は自然の摂理から外れている気がしてなりません。
たいていの方は薬を飲めば口や喉の渇きを感じると思います。
簡単に言えば副作用ですね。
薬草と違って西洋の薬は人工物なので口に入ってきたら一生懸命排除しようと働きます。
「やべー 変なのが入ってきたぞ、早く解毒して尿として排出するんだ!」
そうやってどんどん水を飲ませようとする現象です。
水は飲んだらまた出ますから時間が経つと脱水傾向になります。
それによって、ふくらはぎが攣ったと考えるのは極端でしょうか?