たまに別なところで施術を受けてきた方から「脚の長さが左右で違うって言われました」と聞きます。
「・・・・・・」 そんなに大事ですかね、脚長差って?
人間は機械じゃないですからそこまで左右対称にこだわらなくてもいいのでは?という考えです。
形が揃っているのって見た目はキレイですよね。
ただ「それが楽なカラダか?」って言うとね…。
血液・神経・筋肉・関節…etc.
それらがキレイに繋がっていることでイメージ通りにカラダが動かせます。
構造的には真っ直ぐでも機能的にダメダメでは使えないカラダですもんね。
「形だけ整えば腰痛や肩こり全て解決!」なわけないですよね。
世界新を出しているウサイン・ボルトが側弯症で左右対称でないのは有名な話。
畑仕事や草刈りに特化した歪みがあるのも当然。
それをただ真っ直ぐにしても機能的に繋がっていなかったら仕事がやりづらくなるだけ。
人間らしい歪みはOK
背筋がピンッとしている子どもがいたら逆に気持ち悪くないですか?
動物や子どもは敢えて辛いことはしませんからね。
例えばある臓器が弱ってしまうとカラダとしてはそこを必死に守ろうとします。
動物なら下手に動かず、そして何も食べずに寝て回復するのを待ちます。
でも人間は家のことや仕事が待っていますから辛くても動かなければなりません。
ただ、どんなにカラダを捻ってもそこの臓器だけは動きません。
さて、どうする?
動いてくれないわけですから、したい動作をするにはいつも以上に頑張らなければいけない筋肉が出てきます。
筋肉もいつかは限界が来ますから痛みという警告を脳に出します。
痛みは出ていてもそれは警告ですから原因ではありません。
ですから痛い場所をいくら施術しても改善しない理由はそんなところです。
昨日のセミナーの内容は一言で表せば内臓。
直接臓器を動かせられれば非常に有効な武器になります。
参加者だけが分かることですが血便にはならなかったのでご心配なく(笑)。