今年一発目の試練がやってきました。
ご紹介で来られた方。「しゃっくりを整体で止めてほしいんですけど」
しゃっくりが止まらなくなってから1週間が経過しています。
「ヒック、ヒック」と見た目にも辛そうです。
しゃっくりが起きて、いきなり当院に来られてもまずは病院に行ってもらいますが、既に当院に来る前に個人病院→総合病院と渡り歩いています。
そこで薬を処方されて一時的には止まったものの2時間で効果は切れるとの事。
きっかけは薬を飲んでからの副作用らしいが・・・どうなのか?
ん~分かりませんが手技療法家としての意地です。
「考えられる事は全てやってみます!」と伝え施術開始。
ただ、他の症状と違いしゃっくりは出る・出ないのON・OFFという結果のみ。
良くなっていく段階がなく、結果が全てというプレッシャーがあります。
横隔膜は筋肉。けいれん=筋肉の発作。
ですから、そこに関わる部分から攻めていきます。
けいれんは自分の意志ではない
中途半端に緊張している筋肉を限界まで緊張させたらどうなるか?と仮説を立てて色々とやってみます。
次に横隔膜の支配神経の部分をアジャストして変化があるのか?
他にも仮説を立て→実行したものの・・・全く変化なし。
というより来院された時よりしゃっくりが激しくなったような…。
望みがあるとすれば筋肉に血液が流れて修復を終えてからどうなるか?
それでも全く変化しなかったら、もう一度病院で受診して下さいと伝えます。
すると後日メールが届き「しゃっくりが止まりました」と。
施術した日の夜には既に止まっていて2日程また元に戻らないかと様子を見ていたそうです。「良かった良かった」
施術している側から言うのも何ですが今回は症状が改善された理屈が分かりません。
でも、結果的に改善されたので結果オーライとします。
次なる試練はいつ頃やってくるだろう。
施術したことのない症状は不安でもありますが楽しみでもあります。