先日、あるテナントに入居している方と和式便器談義をしていた。割と真面目な話。
デパートやサービスエリアなど不特定多数の方が利用するトイレの便器には、ほぼ必ず和式がある。
あるデパートが時代の変化とともに全て洋式にしたらクレームが相次いだ。
これはご年配の方々が特に直接便座に肌が触れることを嫌ったため。
どんなに便座シートが備え付けられてあっても和式を利用する。
その方のお店で使われているのはテナントで備え付けられてあった和式便器。
私も移転する前のテナントでは同じ状況であった。
その方は男性が小としてトイレを使用した場合、100%周りに飛び散っているのが嫌だと。
じゃあ洋式にすれば飛び散らないかというと問題解決には至らず少しマシな程度。
一般的に男性は家のトイレ掃除をしないので飛び散り具合がイメージできないのだろう。
女性と違い男性は飛ばせる方向をコントロールできる特権がある。
それを利用して小便器に貼り付けるターゲットシールみたいのがあると俄然当てたくなる性が出る。
ただ、和式便器の場合では難しいので潔くしゃがんでするのが一番。
面倒かもしれないが、それで掃除はかなり楽になる。
男性は小の問題が大きいが女性は大のほうが悩みの種という方が多い。
ホルモンとかの問題はここでは考えないとして。
直腸と肛門の角度
普通に真っ直ぐ洋式に座った場合の直腸から肛門までの角度はこんな感じ。
この体勢でどんなに腹圧を高めても、ちゃんと直腸に圧がかかるかといえば怪しいところ。
何も考えなくても「おりゃー」と息めば自然と前傾姿勢になるはず。
話は少し逸れるが産婦人科の分娩台は不自然な格好だよね…。
ネットに分かりやすい画像があったので拝借。
和式にはこういう利点がある。
より直線距離で結べる角度が理想だよね。
そうはいってもわざわざ和式にリフォームし直すのは現実的ではない。
息んでもバランスが取れる方なら左脚を上に脚組みしてみてはいかが?
脚を組むだけでも前傾姿勢になりやすく腹圧がかかりやすいはず。
排泄とは別に組みやすい脚はあるよね。
脚組みした状態で腕の力も抜いて1分くらい座る。
そこから立ってみるとカラダが安定していることに気づくはず。
だから決して脚を組んで歪むなんてことはない。
楽じゃないほうを組むと歪む可能性アリ。