先日の事。
開業当初から来院されている方。
今は約2カ月に1回といった間隔でメンテナンスされています。
その方から予約日よりも2週間前に電話が入ります。
「突然右肩が挙がらなくなり家事が出来ないから診てほしい」と。
愁訴は辛そうでしたが電話の声は明るかったので、それ程ひどくないのではと考えていました。
いざ来院されてお着替えをしてもらっていると「痛たたたー」と呻き声が更衣室から聞こえてきます。
「あれっ 結構大変な状態かも」
本人はご主人に言われて「50肩では?」と心配されていましたが動作テストでは大丈夫そう。
周囲に50肩を経験された方が多いようで恐怖感を植えつけられている。
「このまま肩が上がらなかったらどうしよう…」とまで考えたそうです。
そんな心配されている状況でしたが私はいたって楽観的に説明。
今までずっと良い状態で過ごされていたのに突然動かなくなるはずがない。
禁じ手を使う
早めに通常業務をしたいとのことで初診の方にはまずしないハードな施術を了解を得てすることに。
これをすると翌日は非常に痛くて大変になるんですが、その次の日は何事もなかったように生活出来るのでたまに使っています。
その方にもいつもとは違う施術後の過ごし方を伝えます。
そして先日その後の経過として連絡が入ります。
やはり翌日は食事を作るのも一苦労だったらしいですが、次の日からは拍子抜けする位何ともなく調子良く過ごしているとの事。
こういう例は度々ありますが1回で結果が出るのはいずれも定期的にメンテナンスされている方。
多少ダメージを受けた状態でも元々カラダのレベルを上げているので回復も早い。
同じような症状でも施術スタート時のレベルが低いとそれなりに回数もかかるので患者さんも大変でしょう。
私が皆さんに施術初期の段階が重要と伝えるのは一気にカラダのレベルを上げたいがため。
レベルが上がれば少しくらいの症状はセルフケアで解決出来ちゃいますから。