北枕って縁起悪いというのは本当?

両親よりお爺ちゃんとお婆ちゃんから教わったことって何の疑いもなく信じてしまいませんか?
私の少年時代はまさにそうでした。
夏休みに泊まりに行って布団を敷くのを手伝っているとき「そっちだと北枕になって縁起悪いからダメよ」と言われたものでした。

「どうして?」 「北枕にしていいのは亡くなった人だけよ」 「ふ~ん」

実は北枕は健康的に最適だった!?

東洋医学で『頭寒足熱(ずかんそくねつ)』という言葉があります。
それを就寝中に実践できるのが北枕なのです。
日本は北半球に位置していますから当然北は寒く南は暑いです。
部屋の中でも若干ですが北の温度が低いはずなので、いい眠りをするには適しています。
ちなみに我が家も皆北枕にしていますが健康に過ごせています。

他には地球の磁場が影響しているという説もあります。
北半球では磁場が北から南に向かって流れています。
北枕にすることで頭から足に向かって磁力線が通り抜けるという考え方もあるようです。

さて「北枕は縁起が悪い」と伝えられてきた由縁です。
お釈迦様が入滅の際に北枕だったのは有名な話ですね。
戦国時代に活躍していた殿様たちも北枕にしていたことが多かったようです。

そのことから昔は偉い人しか縁起の良い北枕で寝ることを許されませんでした。
それができなかった一般庶民はせめて亡くなったときぐらいは北枕に寝させてあげようという習慣がつくようになりました。
ただ、それがいつしか途中の話を吹っ飛ばして「亡くなったら北枕」だけが語り継がれてしまったのです。

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