翌朝に大学入学共通テストを控えた帰宅直前。
アパートの駐車場に駐めようと進入したら雪で隠れていたコンクリートに気づかず衝突。プシューッとタイヤ1本が終わる…。
これで子どもを試験会場まで送迎することができなくなったぞ。
さぁどうする?
諦めてタクシーの配車を予約しようと電話するも1社目で断られる。2社目で無事予約できた。
そして迎えた試験当日。
忘れ物を確認させて一番大事な受験票はテーブルの見える位置に置いておいた。
ちょうどいい頃合いにタクシーが迎えに来る。
子ども1人で乗る初めてのタクシー。
ちゃんと乗り込むまで見送ってホッと一安心。
さぁてこれから自分のクルマの保険手続き。
その前にレッカー車が入れるよう除雪しておかなきゃ。
ようやく終わって部屋に戻るとテーブルに見覚えのある紙が。
あ゛ーーーー!!!
急いで子どもに連絡するとまだ乗車中。
すぐに戻ってもらい、また送り出す。
会場へはギリギリセーフ。
アクシデントを活かす
そんな踏んだり蹴ったり状態で挑んだ試験でしたが、自己採点ではかなり良かったそうで、そのまま第一志望の国立に願書を送るそうです。
親子ともに一時はヒーッと交感神経優位になったわけですが、それがあったからこそその反動で落ち着きを取り戻し平常心で望めた結果でしょう。
中途半端な70~80%の興奮ではなかなか脳が鎮まりません。
呼吸が浅ければなおさら。
だったら更に興奮させればいいのです。
限界まで行けば自ずと反動でふぅ~っと落ち着くものです。
肩が緊張しやすくていかり肩になりやすい方は、限界まで挙上して「はぁ~疲れた」と肩を落とせば緩んでいるはずです。
逆に登校拒否のようにやる気の出ない方は落ちるところまで落ちてみる。
底まで行けばそれ以上落ちようがないので上がるしかありません。
無事に国立へ入ってもらえればタイヤ1本の出費なんて安いもんです。
お子さんは数年後に受験日のことを「うちの親がさぁ~」なんて笑い話にすることでしょう。
アクシデントやイレギュラーがあっても上手くいくときは道が開けているものです。
でも、普段から愚痴や不平不満ばかりを言っていますと幸せは逃げていきますよ。
やはりお天道様はちゃんと見ていますから。