ある熱血新聞記者が「奴は許せん! 絶対その悪業を暴いて記事にしてやる!!」と息巻いている。
何度も関係者に取材を重ね、特ダネとして渾身の一撃を放ち悪徳政治家を失脚させる。
そうやって世直しに成功すると「正義を訴える言葉はどんな暴力にも勝る!」と声高に叫んでいるような意味で使われる。
しかし、実際の意味はそうではない。
その言葉が作られたのは1839年にイギリスで発表された戯曲『リシュリュー』から。
17世紀のフランス王国の政治家であった枢機卿リシュリューの生涯を描いた作品。
「ペンは剣よりも強し (The pen is mightier than the sword)」
権力者にとっては、ペン一本あれば逮捕状にも死刑執行令状にもサインできるから、自分が剣で戦うよりも強い、という民衆への脅迫の意味。
現在の一般的な使われ方とは真逆の意味である。
「いくら世に正しいことでも権力者に逆らったら命はないんだよ」が本来の意味。
日本で通貨(円)を発行するのは日本銀行。
アメリカのドルはというとFRB(連邦準備制度理事会)。
リンカーンやケネディ等のアメリカ合衆国大統領は、いずれもFRBから通貨発行権を奪おうと試みたが暗殺された。
日本の小渕恵三氏もある権力者に盾突いた結果、まさかの在任中に亡くなってしまった。
芸能人だって権力者にとって不用意な発言をするとテレビから消えるのだ。
医師もあのワクチンに肯定的だとテレビで稼げるが、ホントのところを言ってしまうと次回から呼ばれなくなる。
普通の一般人だってノーマスクで飛行機に乗るとマスコミによって社会的に抹殺される。
さて、あなたは殺されないために権力者に魂を売りますか?
アイシングの誤解
神戸大学の研究でアイシングは筋肉損傷の「回復を遅らせる」ことが判明
これは大半の医療従事者にとって「エェー!?」だろう。
大学を卒業したはいいが、以降学びのアップデートを止めてしまうと陥りやすい。
プーチン悪人説と砂糖悪玉説を信じている人はほぼ間違いなく引っかかってしまうアイシングの罠。
特殊な例を除き冷やしていいのは頭だけだからね。
そうでないと太古の昔から行ってきた湯治では「効かねぇな~」と文句を垂れる人が続出して早々と文化が途絶えていたはずだろう。
メディアで報じられないことは無かったこと(起きていない)と同意。
地道に一つひとつの事実を積み重ねていかねば本当の答えに辿り着けない世の仕組み。
組織に属すると権力(肩書)に屈してしまいがちだが、私のような何にも属していない個人事業主は圧力に屈しない。
常に立ち位置をニュートラルにし、中庸で物事を考えていれば選択肢を誤りにくいはず。