卒業式シーズンに突入しましたね。
スピーチを依頼されている方にとっては緊張の瞬間です。
「手のひらに『人』を3回書いて飲み込むと緊張しない」
一度は聞いたことあると思います。
由来は諸説ありますが、プラシーボに違いはないでしょう。
そうだとしても信じる者は救われます。
有効に暗示を活用しましょうね。
「左足から靴を履く」や「球場に入る一歩目は右足から」など。
緊張しているシーンというのは聴衆の数が多かったり社長へのプレゼン等。
いずれも場の空気に“飲まれている”わけですね。
だったら先にこっちから“人を飲み込んじゃえ”というのが始まりでしょう。
山の中で猿の集団に囲まれたら“猿”を3回書いてと・・・いやいや、そんな暇あったら逃げるが勝ちです。
だから漢字を知らない外国人に教えても効果はないよね。
これは何にでも当てはまりますが「その意味は?」が分からないと効果的ではありません。
スポーツの筋トレでも「その筋肉が増えたことで得られるパフォーマンス」が想像できなければ無意味な時間。
催眠術では事前に被験者へ言っておくわけです。
「このコインをボーっと眺めていると徐々にかかってきますよ」と。
何も説明がなかったら「何やっているんですか?」ですよね。
「花粉症の薬を飲むと眠くなる」
これも自己暗示。
薬を飲む前から眠くなるように自ら仕向けています。
「眠れないときは羊を数えると眠くなりやすい」
これも同じですよね。
英語で羊は“sheep”
睡眠は“sleep”
発音が似ていますから延々と唱えることで自己暗示にかかりやすくなるのです。
当然日本語で“hitsuji”と唱えても効果は望めませんね。
監視は逆効果
年齢問わずカラダの回復が早い方は良くなったところを探すのが上手いです。
逆に改善が遅い方はまだ痛いところを探すのです。
社長「あの社員はいつもミスばかりするから常に監視しとかなきゃならん!」
そんなんされたら更にミスを連発しそうです。
それよりも「君ならできる、任せたぞ」と言われたほうがいいよね。
信じてもらえているし、社長の目から離れてのびのびと力を発揮できますから。
ヒトの細胞は日々修復・再生を繰り返しています。
そういう自然治癒力を信じなくなったら最悪のスパイラルに。
社長「お前らは信用できん、外部から優秀な人材(薬)を連れてきたぞ」
細胞はどんな気持ちになるでしょう。
「こっちも丁寧にカラダを使っていくから皆んな(細胞)も今日一日よろしくね」
そんな風に唱えて私の朝は始まります。
自分を信じられない人が他人を信用できるわけがありません。
どんなに痛いところがあっても決して自分のカラダを攻めてはいけないのです。