先月から施術している８０歳過ぎの患者さん。
主訴は１０年以上前からの脚のシビレで、病院では「歳も歳だから…」と言われ諦め気味。
問題は昔からの心配性。
調子良くなって動けていても少し痛みを感じただけで「もう歩けないかも」とすぐ弱気になってしまう。
年齢は確かに回復の時間に影響するかもしれないが、確実にカラダは変化してきている。
後は前向きな発言や気持ちだけなのだが…。
ご家族の方に相談すると、２カ月後に東京に行く予定を作ったそうな。
「それだ！」
早速「東京で歩き回る為に、この体操は続けて下さいね」と提案する。
そして迎えた先日、玄関を入ってきた瞬間で顔が症状の改善を物語っている。
「お陰様ですっかり脚のシビレがなくなりました」と今までにない笑顔で。
何歳になっても目標を持つと人は変われるのである
伝えた体操以外に自発的に朝の散歩も取り入れたのだそう。
それまで施術中にネガティブ発言が多かったのがポジティブな発言に変わっていった。
もしかしたらポジティブな言葉を発することでカラダもそれに応えようと前向きになったのかな。
これで旅行には余裕を持って間に合うでしょう。
今回は私一人では無理だったので、ご家族が協力的で良かった。
