
ここ最近特に思うのです。
 昭和時代の学校教師は重罪を犯したのではないかと。
 こんなに日本人が肩こりや腰痛に悩むようになった真犯人は教師の誤った姿勢教育のせいでしょ。
40代以上の方は昭和の頃、担任から背中に長定規を入れられて「背筋伸ばせ!」と怒られたりしませんでしたか?
 少なくとも私はそうさせられました。
今となっては教師がそうしたかった気持ちが分からなくもありません。
 言うことを聞かない生徒をどうにかして言い聞かせたいわけです。
手っ取り早くは軍隊のように背筋をピッとさせ交感神経優位にすることです。
 すると恐怖と緊張から教師の言うことを聞くようになります。
ヤンキーとの攻防
そういう教師からの理不尽な要求に反抗するグループが一定数いました。
ヤンキーまたは不良と呼ばれていたと思います。
 まずヤンキーは全校朝会でピッとなんか立ちません。
 登壇に向かってダラ~っと斜に構えていませんでしたか?
 
 脱力した副交感神経優位ですから教師の言うことなんか右から左へ聞き流します。
 当然生徒の上に立ちたい教師は「お前ら!しっかり立て!」と怒鳴りますが聞くはずがありません。
そんなヤンキーですが運動させると意外と足が速かったりします。
 生理的な胸椎後弯を活かした動物的な走りをするので。
この胸椎後弯を昭和の教師は大事な成長期に定規で消していたわけなので重罪ですよね。
 大人になってもその洗脳は消えず、緊張した交感神経優位の姿勢によって慢性肩こりが発生します。
下手に中途半端な姿勢教育をするんだったら無関心のほうがいいんですよ。
 そのほうが綺麗なS字カーブを描きます。→これホント!
姿勢の誤解 末代まで
先日高校生とその母親が一緒にご来院しました。
 特に症状はないのですが「猫背を直したい」と強い希望でした。
私から見れば理想的な胸椎後弯です。
 でも母親的には昭和の教師の影響を受けていたので、どうしても悪く見えてしまうのだそう。
確かに「いい姿勢」とは呼べませんが、その原因は下肢にありました。
 膝のポジションを数cm変えると「これで大丈夫!」
次回までの宿題をワンポイントだけ与えた1週間後、もう9割方マスターしていました。
 やっぱり10代は覚えが早いね~
これで大人になってからも肩こりや腰痛で悩む可能性は減るでしょう。
 姿勢の誤解は親→子へと悪い連鎖になります。
 末代まで続けさせたらダメです。どこかで断ち切りませんとね。
姿勢のホントのところを小学校時代に覚えていたら日本の未来の医療費は激減するでしょう。
運動能力が高い子が多く発生し、今よりもっと世界と戦えるようになるでしょう。
テレビやネットの情報を鵜呑みにせず自分で考えることができる子どもが増えますように。















